2009年12月13日日曜日

車内防犯対策~官・民相互の協力が不可欠だ~

電車内の防犯カメラ設置を検討~JR東日本

http://www.sanspo.com/shakai/news/091213/sha0912130504003-n1.htm

JR東日本が痴漢対策として、被害が多発している埼京線など、すべての路線について、防犯カメラを導入するかどうか検討していることがわかった。

しかし、防犯カメラだけでは監視できる範囲に限度がある。

私が「治安の悪い鉄道」で真っ先に思い浮かぶのはニューヨークの地下鉄である。

ここ10年ほど「車内安全向上」に交通局をあげて取り組んでいる結果、100%ではないにしろ安全性は向上し、落書きは皆無に近い状態となった、という。

では、具体的にどのようにしているのか?

特徴的なのが“Off-hours Waiting Area”という駅員の目が届きやすい場所を公表し、かつ深夜になると車両は限定されているとはいえ警察官を乗せていることである。

やはり、最終的には「人の目」が有効なのである。

また、埼玉から東京へ行くルートを考えた場合、埼京線以外にも多々ある。

しかし、各々の沿線住民をつなぐ交通手段を考えた時、お世辞にも「利便性が良い状態」とは言えないのではなかろうか。

少なくとも混雑を分散させることができるのであれば、そのような犯罪を起こしにくい環境になるのである。

JRをはじめとする公共交通各社はこのことを肝に銘じていただきたい。

最後に、新聞の社説風の論調になってしまったことをお詫びしたい。

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